最低賃金16円上げ 14年度全国平均、景気を下支え (14/07/29 日経)
- 2014年度の最低賃金は全国平均で780円と、前年度実績より16円上げる。厚生労働省の中央最低賃金審議会が全国平均の目安をまとめ、田村憲久厚生労働相に答申した。
- 引き上げ幅は前年度を1円上回り4年ぶりの大きさ。過去20年でも2番目だ。
- 答申は物価や賃金の水準に応じて、都道府県をAからDの4地域に分け、引き上げ額を示した。
- 物価が高い東京、大阪などA地域は19円で、東京の最低賃金は888円になる。B地域は15円、C地域は14円、D地域は13円の上乗せを求めた。
- 「消費増税で働く人の生活費が膨らんでいる」。労働組合側は物価上昇を引き合いに出した。経営者側は「(最低賃金で働く人が多い)中小企業は業績が戻らず、賃上げの余力が無い」と中小の経営が厳しいことを繰り返し訴えた。
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